変態男

こんにちは。ともたろです。
「変態男」というB級映画を見ました。
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レンタル屋のホラーコーナーにおいてあったこの作品。
タイトルからしてものすごいインパクトなんですが、
フランス映画らしいエスプリが随所に効いていて、
エンディングもなんとも考えさせられる映画でした。

フランスの片田舎で、ある日突然起こった監禁事件。
車のトランクに監禁された女と、女に食事や本を運びながら、
妻子との日常生活をまっとうしようとする小心者の男の日常が
淡々と描かれています。フランス的日常生活がまたおしゃれなの(笑)

しかしそんな何気ない日常の背後で、男は都合よく女を飼育するために、
睡眠薬を飲ませて鼻から小枝を挿入し、声帯をカットしてるんです。
血だらけになって、女が半身を起こすシーンがめちゃめちゃ怖かった。
ホラー映画をたくさん見ている私ですが、あのリアリズムに勝る怖さは
なかなかないと思います。多くの犯罪者はああやって、ドキドキしながら、
誰にも気づかれずに、静か~に犯罪をやりとげているんでしょうね。

無理やり声帯カット手術を施された女は、
それでも「トランクでの生活」に適応していきます。
そんな生活が長い間続くはずはなくて、
やがて家族にも世間にもばれてしまうんですけど。

女は何故「適応した」のか。
男は何故「女を飼育した」のか。
人間にとって「何がシアワセ」なのか。
そんなことを延々と考えさせられてしまいました。
単なるストックホルム症候群で片つけてしまうんじゃなくて。
ああいう結果を望んだのが男自身であり、女自身であったのです。
それにしてもラストシーンのどんでん返しは凄かったなぁ。

この映画はタイトルのせいでたぶんに損していると思う。
原題は"ordinary man"(普通の男)なんですけどね。
よりによってどうして「変態男」にしてしまったのか。
それが日本の配給会社のエスプリなんでしょうか。
絶対売れないってば・・・('A`)
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by ottohoefler | 2006-11-23 18:32 | 映画


見てるだけでシアワセな気分になれる身のまわりのモノたちをおひろめしています


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