『三島由紀夫の家』
こんにちは。ともたろです。
格闘技を横目で見ながら、今年最後の更新をします。
今日ご紹介するのは、私が今年最後に購入した本。
今年最後に堪能した写真集『三島由紀夫の家』になります。
三島美学で徹底的にデコレートされた住空間は、
写真をとおしてみていても、息がつまるほど。
万年筆、本、オブジェ、それらを覆う光と影・・・
完璧すぎて、「夢」と「虚飾」の寄せ集めに見えるのです。
そして家具のあいだに立ち、ネクタイをきっちりしめて、
やぶにらみするようにカメラを見つめる三島本人の写真。
その硬くひきしまった表情に、哀しいものを覚えます。
昔は「趣味悪いなー」としか思わなかった三島邸の「モノ」。
今になって篠山紀信氏のファインダーごしにじっと眺めてみると、
その存在意義が感じられるようになってきました。
私も大人になったのかしら~ほほほ(^_^;)
映画も本も何でもそうなんですが、
小さい頃に何かしらの精神的影響を受けたものを、
大きくなって再び見直すのはいい体験かもわかりません。
私も来年はよりいっそう自分を見つめなおす一年に
したいと思っています。
そんなわけでみなさん、来年もよろしく!
by ottohoefler
| 2005-12-31 23:24
| 家具・雑貨
見てるだけでシアワセな気分になれる身のまわりのモノたちをおひろめしています
by ottohoefler
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