2016年春のドイツ滞在(7)
こんにちは。ともたろです。
昨晩は1時に帰宅し、業務報告を終えて3時過ぎに就寝。
6時半頃にはもう、若者の電話の呼び出しで起こされました。
「全身の筋肉が痛む」と言うのです。検温してみると37.4度。
微妙な体温ですが、これは風邪の前兆といっていいでしょう。
研修先に行って、ドイツ人の事務員に相談してみました。
「週末には医者にかかりにくくなる。今日のうちに行ったら」
そうよね。週末に悪化したらやばいものね。
ということで、嫌がる若者を連れて医者に行くことにしました。
「ザ・医者」っていう意匠は室内に多いように見えますね。
机の引き出しにしまっていて、出して説明するんだっけ?
患者を立たせたまま、リンパとか呼吸とかチェックしてました。
聴診器も使わなかったので、「大丈夫かな」と不安を感じました。
(ドイツ人を信用していませんので…)
いえることは「インフルエンザではない」宣言をもらったこと。
(鼻のインフル検査をしないのに、宣言していいのかと思ったけど)
薬も出さずに「この週末は安静にしてなさい」だけで終わったこと。
30数ユーロの医療費を請求された彼女は、ここでまたブーブー。
まあよかったじゃないですか。何事もないことがわかって。
心なしか帰りは元気回復して、足取りも軽かったし。
行きは必死で歩いてきた郊外の道も、帰りは楽しい散歩道です。
「ヘルツォークスパーク」は、13世紀の都市拡張の際に
造営された市壁をもとにした自然公園だそうな。
こんな町のはずれにあったのか~!
そら~見つからないはずだ。
この日の午前、私には個人的な用事がありました。
「某教室の授業見学をしよう」と、友人と約束していたんです。
でも急にこんなことになって、留守電でドタキャンしていました。
昼前に解放されたので、友人と再び合流する約束を取り付けます。
いつものゴールデネスクロイツで待ち合わせです。
「疲れた身体にビタミンを」ということで、
私はサラダをむしゃむしゃ。
「本当はいやなんだけどね。ドイツって軽食がないから」
はいはい、本当によ~くわかりますよ。
束の間の休息時間を、こうして14時まで共に過ごしました。
若者達と、電車でミュンヘンまで外出したのです。
なんのために出かけたかというと。
ワーグナーの「さまよえるオランダ人」へ!
私は付き添いなので、最後列の10ユーロ席ですけどね。
150ユーロだして、最前列の席を取った子もいました。
3幕の講演中、休憩時間が全くないらしいのです。
でもすごくおいしかった。リッチな気分になれました。
思い切ってシャンパン頼んでよかったな。
複数あるクロークには序列がありまして。
最後列の客は、最後列用のクロークへ預けなければいけません。
入館時にはフォーマルな服装の観客が多くみられたんですが、
最後列の客は、ご覧のようにラフな服装で来られていました。
私もパンプスを持って来ていたんですけど、履きませんでした。
履いてこなくてよかった。疲労が倍増していたことでしょう。
舞台の半分が、まったく見えていませんから!
私みたいな貧民が、足を踏み入れていいのでしょうか!
場違いすぎるっ!(←事前勉強もしてなさすぎるっ)
だいたい主役が端っこで演技していたら、主役が見えないんだもの。
(最前列の子に聞いたら、めっちゃよく見えて感動しまくってました)
第2幕に入ると、その時代の服装をした人でなく、
スポーツジムが舞台の現代劇となったので驚きました。
後に関係者に説明を求めると「今流行の現代的演出」なんだそうな。
「Rad spinnen♪(車輪をまわそう)」と歌いながら、
陸で(現代)女が楽しそうにまわしているのは、
昔の糸車ではなく、スポーツジムの自転車なんですから。
この演出の変化球は…どうなのよ?
私のように初めて観劇した人だっているのに。
首にタオルを巻いたトレーナーの女より、
時代物のドレスの女を見たいですよ。
とにかく今回はっきり学習したことがあります。
オペラ観劇はケチったらあかんということ。
お金をだして、前の席で見なあかんと!
大都会だけあって、小さなお店が開いているのが救いです。
これから週末にかかるので、駅で簡単な買物を済ませます。
想定していた電車より1本遅くなって、着いたのは12時半でした。
この夜は男子を含めて数名いましたので、さすがにアパートまで
送っていくのはやめました。私も泥のように疲れていたからです。
ここまできて、気になるのは翌朝の予定です。
私は8時20分には、レーゲンスブルク中央駅で待ち合わせ。
某男子なんて、ノイシュヴァンシュタイン城ツアー参加のため、
8時にミュンヘン中央駅に集合ですって。これ起きられるんか?
毎晩のようにこんな外出が続いて、私もよく死にませんわ。
風邪にり患している人も(今朝の彼女の他に)ちらほら出ています。
今のところ、私の持参した風邪薬でなんとか抑えてますが、
とにかく私が倒れないようにしなければいけません。
by ottohoefler
| 2016-04-07 17:34
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by ottohoefler
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