2017年春のドイツ滞在(5)

こんにちは。ともたろです。
今日の朝食は、昨日の残りのシュニッツェルです。
あまりに不健康なんでバナナを1本添えてみましたが、
バナナまでは食べられませんでした。
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朝食後、若者さんたちに合わせて研修場所まで行きます。
朝にミーティングをして、途中の休み時間も顔を出して、
それから昼の終了時間にも顔を出すのが、私の仕事です。
ただし今日は、午後から大事な施設見学の用事がありますので、
朝のミーティングのあと、場所の下見に出かけることにしました。
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バスに乗るのは、ちょっとした慣れが必要です。
ちなみにレーゲンスブルクでは、旧市街の1日乗車券が2.5ユーロ。
ちょっと郊外まで行きたい人の1日乗車券は、4.9ユーロです。
大学とかショッピングセンターなど、ちょっと足を延ばしたい人は、
この1ゾーン用4.9ユーロ券を購入すれば、たいがい間に合います。
しかもこれらの1日乗車券、5人まで乗車可なんですよ。
太っ腹ですよね。日本にもこういう切符があればいいのに。
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駅から10分ほど丘の上に登ったら、大学前です。
ちなみに大学の建っている丘は「絞首刑の山」という名前です。
あ~~懐かしい。思わず涙がでそうだけど、人がいないっ!
まだ新学期に突入していませんから、当然ですね。
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大学通りを挟んで向こう側に、今日の訪問予定地があります。
大学と連携している大規模な地域病院です。
こういう大きな建物群では(私は)絶対迷子になりますので、
いきなり若者さんたちを連れてくるのは危険なんです。
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来てよかったと思いました。土地面積が広大すぎます。
新しい建物や歴史的建物が、どこまでも続いています。
私も構内で、何度かおばあさんに道を尋ねられました。
どう見ても部外者でしょう?私が関係者に見えました?
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ここは地域でもっとも大きな精神病院として有名なんです。
その他に脳神経科もあり、リハビリ科に入院患者がいます。
お隣の大学医学部と連携し、研究室としても機能しています。
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こういう教会がついているのが、ドイツらしいですね。
教会の中には入れなかったのが、残念でした。
この一角には、大学の精神医療研究室があるようです。
人が中庭に入っていくので、私もついていきました。
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中庭を抜けて、病院の裏側まで行くとそこにあったのは、
たくさんの戦時中の精神病患者の顔写真です。
病に苦しんだであろう表情が哀しすぎました。
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ナチス時代には、悪名高い「T4作戦」が実行されました。
優生学思想に基づいて「生きるに値しない命の根絶」をめざし、
たくさんの精神病患者が安楽死させられたのです。
ここレーゲンスブルクからは、1940年11月と1941年8月に、
641名の精神病患者がハルトハイム安楽死施設に連行され、
その日のうちにガス室に送られたと言います。
こういうことがなければ、脚を運び入れることがなかった一画。
こんなところにも、あの時代の体験が記憶されています。
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法律的に収監されている患者の病棟もあります。
鉄条網とビデオで厳重に監視されている一画です。
ここを歩くときには、緊張感が走りました。
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とにかく午後の訪問予定場所は、把握できました。
さあ、いったん研修場所に戻りましょうか。
そこで若者さんたちをピックアップして、
私はまたここに戻ってこなければいけません。
こういうとき、1日乗車券が役に立つのです。
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待ち合わせまで、そんなに時間の余裕はありませんでした。
私は若者さんを連れて、急いで病院まで移動してきました。
「お腹がすいた」と口々にいうので、病院内のカフェに入り、
それぞれが好きなケーキを注文して食べさせました。
精神病院のカフェは、「第二の人生」という名前でした。
これは…笑うところでしょうか?
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不安だったスタッフとの合流もうまくいきました。
その後2時間にもわたって、関連施設内を見学させて頂きました。
大人が常に3名ついてまわり、完璧なガイドをしてくれました。
私は通訳と写真撮影訳を兼ねていたため、大忙しの2時間でした。
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「こんなとこまで入っていいの?」ってとこまで入れてくれました。
日本でこんなこと可能なんでしょうか?無理じゃないですか?
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説明中は、重症っぽい車椅子の患者さんをぽんぽん叩きながら、
臨場感あふれる説明をしてくれるんです。まったく驚きです。
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若者さんたちの感想は、ひたすら「でかい…ひろい…」
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たしかに、日本と比較してどこも余裕がある感じです。
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いや~貴重な体験をさせて頂きました。
関係者のみなさん、どうもありがとうございました。
さあ、若者さんたち、アパートにまで帰りましょう。
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夜は、この見学企画を仲介してくれた友人と食事に出かけました。
大聖堂の前に建つ歴史的レストランHaus Heupoltに初めて入ります。
14世紀にまで遡ることができる元貴族の館です。
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バイエルン料理なんでしょうけれど、ちょっとこじゃれてます。
値段も高いです。しかも奢ってもらってるんです…!!!
至れり尽くせりで、ほんとうにごめんなさい!!!
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こういうところでは、ベジタリアン料理を選んでしまう私。
「お肉はもう結構です」と体が叫んでいるんですね。
え?お味はどうだって?いや、見た目のとおりです。
焦げたお好み焼きって感じで、ビミョーだったかも。
でも店の前が大聖堂で、最高のロケーションでした。
何でこんなに素敵なお店に、今まで来なかったんでしょう。
私を招待してくれた2人の友人に、心より感謝します!
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若い頃、ドイツ人の友人がほとんどいませんでした。
でも年齢を経たら、深く語り合える友人ができました。
特に思い出の地レーゲンスブルクで、同年代の友人ができたことは、
私にとって大きな喜びです。今回の食事のレストランで、
「できたら泊りで行きたいところがある」と提案されたとき、
ほんとうに嬉しかったです。私もぜひ行ってみたいわ。
でも、春はダメなの。いつも小雀たちと一緒なので。
「今度はプライベートで、他の季節に戻ってきてみようかな」
そんなことまで想像してしまった夜でした。

私たちは来週もう1日3人で逢うことを約束して、
車でアパートまで送ってもらって別れました。
朝から晩まで、素晴らしく濃厚な1日でした。

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by ottohoefler | 2017-04-05 00:24 | 旅行(Reisen) | Comments(0)


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