2015年秋のドイツ旅行(11)
こんにちは。ともたろです。
8時までたっぷり睡眠をとりました。平熱も低いです。
「帰ってきたかったマインツ」の朝の目覚めは最高で~す。
窓を開けてすぐ右手に見えるのが、マインツ中央駅。
ええと。こんな感じだったっけ???
思い出って、脳内で美化されるもんですね~。
このホテルの朝食も、今となっては普通でした。
いわゆる普通のドイツ式ね。
窓辺を行きかう通行人を見ながらの朝食タイムです。
日本のシルバーウィーク初日にあたっていたせいか、
日本人観光客ファミリーが多い食事部屋でした。
マインツでは、朝市が開催される土曜日ですからね。
いったい何のためにマインツに来たんだか。
でも今日の主役は、マーケットの賑わいですから。
「朝食直後だから今は無理だけど、あとで必ず戻ってくるから」
心に誓って素通りします。外に無造作に並べてある瓶がニクいわ。
10年以上前のマインツ紹介ビデオにも、この鶏が出ていました。
もちろん代替わりはしているでしょうから、ご先祖さんかな。
この鶏を見るたび、「マインツの朝市に帰ってきた」と実感します。
ただいまー!キケリッキー!
ここのHarzer Rollerというもちもちチーズが超おいしそう。
この店の前に、どれだけ長い時間立ちすくんだことでしょう。
生ものを買うのは控えたかったのですが、最後に食欲に負けました。
「歩きながら食べます」と言い訳しながら、1つだけ購入しました。
生のをみても、おいしそうですね。また食べたいっ!
「マインツ観光」っていうよりは、「マインツショッピング」の日だから。
まずはライン川までつきあたることにしましょう。
ホテルのある中央駅から、ここまで1.8㎞だそうです。
けっこう歩いてますよね。もう疲れてたりしてね。
でもこれから、橋の向こうまで移動するんですよ。
古いモノ好きとしては、一度くらい見てまわりたいんです。
自分のおもちゃを1ユーロで売っている、かわいい少年がいたんですが、
子供連れのお父さんが「もっと負けられない?」とすごんでいたりして。
ドイツ人、大人気ないわっ!
一番むこうまで行って、戻ってくるまでに、1時間はかかりました。
「駅の往復も含めて、10kmは歩いていそう」とメモに書いてました。
先割れスプーン0.5€と、木製カレンダー2€。
このタイプのビンテージスプーンで、50セントはお買い得だと思います。
日本だったら、700-1000円くらいはしますから。
赤い木製カレンダーは子供だましですが、職場の壁に飾っています。
そして訪問者に「今日の日付に直してね」と調整をお願いしてます。
朝市の近所で、こんなかわいらしい看板を発見したので、
ビンテージショップの内部を散策しました。
私が外国で女子っぽいショッピングをするのは、
非常に珍しいことです。
スカーフ4点(駅構内で購入した右端の緑を除く)と時計1点です。
スカーフは1点10ユーロと安かったので、お土産に購入したんですが、
なんか気に入ったので、帰国した後も誰にもあげませんでした。
時計は古い機械式時計が雨でとまって以来、不便していたため、
このタイミングで15ユーロでゲットできたのはラッキーでした。
赤いのは、Roter Rauscher(ローターラウシャー)っていうのね。
後ろのドイツ人が「赤と白はどっちが甘いか」で討論してました。
男性が「白に決まってるだろ」と意見を押し切って勝っていましたが、
私は赤のほうが甘いと思います。それだけに、危険なワインなのです。
ここまで来たら「玉葱ケーキ食べないでどうする?」の勢いで、
玉葱ケーキまで追加注文しちゃいました。
カンパーイ!ルネッサーンス!
とにかく私は14時13分の電車でリューデスハイムに向かう予定でした。
それがまあ電車の遅れること。番線も急に変わって、変化に対応できず、
ヴィースバーデンでの乗換もうまくいかず、目的地到着は16時でした。
こんな時間だったら、絶対に最終目的には間に合わない!!!
私はてっきり「丘の上の修道院教会でのミサ」だと思いこんでいました。
でも丘の上に辿りつくのは、恐ろしいほどの時間と体力がいるのです。
本当はタクシーで行きたかった。でもタクシーが1台も見つかりません。
対岸で花火があるらしく、町は異常なまでの観光客であふれています。
私はとっさに、5日間宿泊したホテルに飛び込みました。
するとそこには懐かしい宿主がいたので、事情を話して、
「タクシーを呼んでほしい」とお願いしたのです。
彼女は咄嗟に「車で送るから!」と車を走らせてくれました。
私は断ったんですが、「今日はタクシーは無理」というのです。
丘の上に行くまでに、彼女とは再びいろんな話をしました。
主「どこに泊まってるのよ」
私「マインツ。本当はあなたの宿にいたかったんだけど、週末空いてなくて」
主「なんですって!空いてるのよ!予約サイトには数部屋しか提供してないの。
その予約サイト用のお部屋がないだけで、うちにはまだ空室があったのに」
私「むぐぐぐぐ…」
教訓です。
ブッキングサイトで希望日程の部屋がない場合、宿に直接交渉すること。
ヒルデスハイムでも、直接交渉で部屋が希望日数分確保できましたし、
来年の出張の宿も、直接交渉でかなりおいしい条件で確保できてました。
大人数で希望金額を提示したら、金額をまけてくれたりしましたから。
諦めないで、試してみるべきです。
とにかく、私は宿主にチップを渡して、修道院で降りました。
目的のミサまで時間ができたので、15分ほど売店に寄る余裕もありました。
わー!ヒルデガルト・ショッピングができたー!
ミサの時間になり、教会に座っていたんですが、何も始まりません。
「10分遅れるって…そんなミサある?」扉のポスターを確認すると
「(下の)巡礼教会にて、17時よりミサがあります」と書いてます。
なんだってー!!!!下の教会かいー!!!
汗びっしょびしょになり、「f××k!」を連発しながら、神を呪いながら。
奇跡の20分遅れで、なんとか下の巡礼教会に辿りつくことができました。
もう後の祭りだから、そんなに信者数は多くないみたいですね。
もちろん、ふだんの教会のミサよりはずっと多いのですが。
前半はおそらく神父のお話だったのではないでしょうか。
私は後半うまく(すみません)歌のパーツから入っていけました。
今年度のヒルデガルト記念祭関連行事は。
この1週間、この教会には何度も通いましたねぇ。
ここの教会のステンドグラスには、
健康にいい薬草の模様が入っているのです。
こんな教会って、他に見たことありますか?
ドイツ人の友人も、これを発見して大感動していました。
次はいつ来れるかな?また来年も来れたらいいなぁ。
この1週間、全ての関連イベントに参加してきたつもりだったのに、
今日になってこんなポスターを掲示版に見つけてしまったのです。
教会内部に貼ってあったので、トイレを(こっそり)借りなければ、
見つけることはなかったでしょう。うーん、行こうと思えば行けたのに。
修道院創設850年 アイビンゲン 1165-2015
2015年9月19日 歴史的施設ガイドとワインの試飲
朝のミサは9時30分開始、10時30分~14時まで朝酒の会
11時、14時、16時に、それぞれ前庭にてガイド開始(5€)
マルクト広場まで戻って、スタンドで1人酒だーい!
これは赤だけど、フェーダーヴァイサーだそうです。
朝市で買ったチーズをつまみにしましたが、そのおいしいこと!!!
もっちもちだよ、もっちもち♪
数日前には「リューデスハイムで最後の夕食を」と考えていたのです。
だけどあまりに頻繁に、電車のトラブルに巻き込まれたおかげで、
「日が暮れないうちに、マインツに戻りたい」気分に変わりました。
18時53分のマインツ方面行きを目指して、駅に向かいましょう。
今度こそ、本当のさよならです。リューデスハイム。
ホテルの部屋にいったん戻り、部屋で一生懸命食事処を調べます。
だけどマインツには、どうも行きたくなるレストランがないんです。
受付に質問すると、「とにかく大聖堂のあたりに行け」とのこと。
なんじゃそりゃ。京都人が京都の料亭を知らないのといっしょか。
ここからは、手さぐりで店を探しました。
一軒一軒、店頭のメニューを見て、フェーダーヴァイサーがあるか、
チェックしていったのです。どんだけフェーダーヴァイサー好きやねん。
フェーダーヴァイサーの文字は黒板に確認できなかったけど、
「ワインセラーならあるでしょ」ということで、入ってみました。
ちなみに店の名前は「エーレンフェルス」、リューデスハイムで、
雨の中歩き続けた挙句、到達できなかった古城の名前です(涙)
とうとう来たよ。パトラッシュ。
ちなみに、この日4杯目のフェーダーヴァイサーね♪
食事に注文したのは、玉葱とベーコンのフラムクーヘンです。
(チーズを使わない薄手のピザ、もともとはアルザス料理)
すごい大きさなんですけど、薄いので案外ペロッといけます。
安くついたし、お腹もいっぱいになったんですけど、
まさかドイツの最終日でフラムクーヘンになるとは。
あまり健康的な旅とは言えませんでした。
ワインもたくさん飲んだし。
暗かったのに、よくがんばったわ。自分をほめてあげたい。
さて、古い時計はまだ水滴を含んで、止まったままです。
本日購入した安時計は、旅のお供になってくれましたが、
安いせいか、頻繁に腕から外れ落ちて、肝を冷やしました。
こんな時計ってある?日本では安物でも落ちないですよね?
そろそろ日本が恋しくなってきたせいか、
いろいろ日本とドイツを比較してしまいます。
そして結局「日本の物って上質だよね」の結論に辿りつきます。
さあ、明日はいよいよ帰国の日。マインツ最終日です。
by ottohoefler
| 2015-10-17 23:59
| 旅行(Reisen)
見てるだけでシアワセな気分になれる身のまわりのモノたちをおひろめしています
by ottohoefler
S | M | T | W | T | F | S |
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
カテゴリ
全体自己紹介・リンクについて
ケメ子が一番(Katze)
旅行(Reisen)
ヴィンテージ
家具・雑貨
和の器
ファイヤーキング
オールドパイレックス
映画
かわいいもの発見
おいしいもの発見
未分類
以前の記事
2017年 07月2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
more...